安全装置
Picaro.AI のプロンプトは、運用ミスや暴走を防ぐための安全装置を共通仕様として実装しています。このページでは、各プロンプトページで「承認するまで反映されません」などと書かれている挙動の根拠仕様をまとめます。
設計原則 3 つ
Section titled “設計原則 3 つ”- 承認なしに広告アカウントへ書き込まない — 提案を返してユーザーが「実行して」と返した時にだけ反映されます。Phase 4(完全自動)に到達するまでは、人間の判断が必ず入ります。
- 増減幅・件数を自動クランプする — 入札・予算・除外件数すべてに上限を設けます。プロンプト内で指定した値が範囲外でも自動で範囲内に丸め、暴走を防ぎます。
- 有効期限を必ず付ける — 提案には TTL があり、古い前提に基づいた承認を防ぎます。
入札最適化・予算調整・除外キーワードなどの書き込み系プロンプトは、すべて次の 2 段階で動きます。
1. 最適化プロンプトを実行 → AI が候補(提案)を生成して返す → この段階では Amazon Ads に何も書き込まれていない
2. ユーザーが「実行して」と返す → 提案 ID と承認範囲を指定して反映 → Amazon Ads へ書き込み完了部分承認も可能で、提案項目 ID で対象を絞れば「12 件中 5 件だけ反映」が選べます。詳細は 自動化ルールを設定する のプロンプト 2 を参照してください。
提案の有効期限(TTL)
Section titled “提案の有効期限(TTL)”提案には 24 時間の有効期限があります。extend_proposal で最大 48 時間まで延長可能です。期限を過ぎた提案は再生成が必要になります。
| 提案種別 | TTL | 延長可否 |
|---|---|---|
| 入札最適化 | 24 時間 | 最大 48 時間 |
| 予算調整 | 24 時間 | 最大 48 時間 |
| 除外キーワード | 24 時間 | 最大 48 時間 |
| 掲載位置倍率 | 24 時間 | 最大 48 時間 |
| インプレッションシェア最適化 | 24 時間 | 最大 48 時間 |
理由: 時間が経つと Amazon 側の指標が変動するため、古い前提に基づいた提案を反映すると意図と違う結果になります。
自動クランプ(増減幅・件数の上限)
Section titled “自動クランプ(増減幅・件数の上限)”プロンプト内で極端な値を指定しても、安全装置が自動で範囲内に丸めます。
入札の増減幅
Section titled “入札の増減幅”| 最適化系プロンプト | 増加上限 | 減少上限 |
|---|---|---|
| ACoS ベース引き下げ | — | -30% |
| 全ターゲット統合最適化 | +20% | -30% |
| Amazon 推奨入札追従 | +20% | -30% |
| IS% / CVR 入札最適化 | +30% | -20% |
下限 1 円のガード: 計算結果が 1 円未満になる場合は 1 円にクランプします。
日予算の増減幅
Section titled “日予算の増減幅”| プロンプト | 増加上限 | 減少上限 | 最低日予算 |
|---|---|---|---|
| 日予算の最適化 | +20% | -20% | 500 円(既定) |
max_increase_ratio 省略時のデフォルトは 500% ですが、安全のため日予算プロンプトでは +20% に絞り込まれます。
除外キーワードの件数
Section titled “除外キーワードの件数”1 回の実行で登録できる除外件数は 50 件に自動クランプされます。誤って大量に除外することを防ぎます。
掲載位置倍率
Section titled “掲載位置倍率”倍率は 0〜900% の範囲内に自動クランプされます。
ロールバック
Section titled “ロールバック”入札・予算の変更は履歴から復元可能です。変更前の値はログに保持されており、「ロールバックしたい」と Picaro に伝えるか、サポート・フィードバック 経由で依頼できます。
掲載位置倍率の手動設定 / ロールバックは 入札単価を調整する のプロンプト 7 で直接実行できます。
データの読み取り専用プロンプト
Section titled “データの読み取り専用プロンプト”以下のカテゴリは読み取り専用で、広告アカウントへの書き込みは一切発生しません。
- ダッシュボードで KPI を見る
- N-gram で売上貢献を分解する
- SQP で市場検索ファネルを見る
- レポートを作成する(HTML 出力のみ、広告設定変更なし)
- サポート・フィードバック(プロンプト 2 の過去フィードバック確認)
これらは安心して何度でも実行できます。
機微情報の自動マスク
Section titled “機微情報の自動マスク”レポートやフィードバック送信時に、以下の情報は自動でマスクされます。
- アクセストークンや API キーらしき文字列
- 取引先名・口座情報(レポートルールで指定)
- 個人名(カスタムマスク設定で指定可)
詳細は レポートを作成する のプロンプト 4「レポートルールの保存と再利用」を参照してください。
KPI 目標・予算 CAP・自動化ルール・施策ログの変更操作は、すべて監査ログに記録されます。「いつ」「何を」「どのアカウントで」変更したかが追跡可能です。
- 自動化フェーズ(Phase 1〜4) — 安全装置を維持しながら段階的に自動化を深めるロードマップ
- 困ったとき — 既知の不具合と対処法
- Picaro と他ツールの違い — 「提案 → 承認 → 実行」の三段構成の設計思想